パートナリング

事業開発部長
坂本 龍祐

三和化学研究所は、スズケングループの中核を担う製薬企業です。「人にやさしい“くすり”を世界の人びとに」を企業理念に掲げており、その実現には世界中の企業とのパートナーシップが欠かせません。アセットの導入を通じて、革新的な医薬品、診断薬を日本の患者さまにお届けすること、また、海外パートナーを通じて自社開発の治療薬を世界の患者さまにお届けできるよう努めています。
近年、アメリカやヨーロッパでは承認されているにも関わらず、日本では承認されていない医薬品、"ドラッグ・ロス"が問題となっております。その解決の一助に向けた新しいビジネスモデル "J-ENTRY Consortium"を立ち上げました。
私達の強みは従来のビジネスフレームに縛られず、ユニークなパートナーシップ提案を出来ることが強みです。皆様との協業に向けた議論を楽しみにしています。

パートナリングの考え方

探索研究→最適化研究→前臨床研究→早期臨床開発→後期臨床開発→承認申請

導入の基準

興味のあるアセット

疾患領域

内分泌・
代謝障害
神経疾患
希少疾患

モダリティ(低分子、ペプチド、タンパク、核酸)

低分子

ペプチド

タンパク質

核酸

開発段階

第1優先 フェーズ2 〜 フェーズ3
(対象適応症の臨床試験における有効性と安全性に関するデータあり)
第2優先 GLP 〜 フェーズ1
第3優先 フェーズ2 〜 フェーズ3
(対象適応症の臨床試験で有効性と安全性に関するデータなし)

臨床的なポジショニングや競合優位性が明確である

J-ENTRY Consortium

J-ENTRY Consortium

ESPグループ、武州製薬とドラッグロス品目の日本市場参入を支援する新たなビジネスを立ち上げました。
近年、日本のドラッグロスと呼ばれる、ほかの国では承認されているにもかかわらず、日本では承認されていない「国内未承認薬」の存在が問題となっています。
実際に、欧米で過去5年間に新しく承認された新薬のうち、約70%※1が日本では承認を受けていない品目であることの結果が報告されています。
本ビジネスモデルは、スズケングループ、EPSグループ、武州製薬の3社グループが協力することで、日本における開発から、製造販売承認申請、製造、販売、物流などに至るまで、日本市場への参入に必要な役割を「ワンストップ」で提供するサービスです。

※1医薬産業政策研究所 政策研ニュース No.63 2021年7月「ドラッグ・ラグ:国内未承認薬の状況とその特徴」

3社グループの協業によるワンストップソリューション

専任製造販売業者(DMAH)↔ライセンサー「開発→承認申請・承認→製造販売」貴社の戦略のもと、必要な業務全てを提供
開発 承認申請・承認 製造・販売
  • 市場調査
  • 臨床試験
  • 規制当局対応
  • 申請資料作成
  • 承認申請
  • 規制当局対応
  • 薬価交渉
  • 製造販売後臨床試験、市販後調査
  • 販売
  • MSL
  • 臨床試験
  • 規制当局対応
  • 臨床試験
  • 規制当局対応
  • コンタクトセンター
  • 治験薬の製造、検査、二次包装
  • 商品用の製造、検査、二次包装
  • メーカー物流
  • 卸売り業務
  • 在庫管理

お問い合わせ

三和化学研究所では共同研究・創薬提携のご提案を随時受け付けております。下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

パートナリングに関する
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パートナーとの
提携内容

Crinetics Pharmaceuticals

Crinetics Pharmaceuticals, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンディエゴ、以下、「Crinetics社」)との間で、日本における独占的なpaltusotineの開発および商業化に関して、戦略的パートナーシップを締結しました。paltusotineは、Crinetics社が先端巨大症と神経内分泌腫瘍(カルチノイド症候群合併型を含む)に対する治療薬として開発中の経口投与可能な非ペプチド性のソマトスタチン受容体2型(SST2)作動薬です。
当社は、日本でのPhase 1試験を完了し、現在、先端巨大症の国内第三相試験を行っております。Crinetics社は、2つの国際Phase3試験を成功裏に完了しており、カルチノイド症候群のPhase 3試験の実施を計画しております。

EA Pharma Co., Ltd.

2014年3月に、味の素製薬株式会社(現 EAファーマ、 東京都中央区)との間で、ウパシカルセトナトリウム水和物(一般名、以下、「本剤」)の血液透析下における二次性副甲状腺機能亢進症(SHPT、以下、「本効能」)を対象とした日本における独占的開発権及び販売権を取得するライセンス契約を締結しました。
その後、当社が日本国内での開発を進め、2020年8月に本効能の治療薬として厚生労働省へ製造販売承認申請を行い、2021年8月に承認を取得しました。
2021年8月より本剤を「ウパシタ®静注透析用シリンジ」の名称で、日本国内を対象に製造、販売、流通し、二次性副甲状腺機能亢進症に罹患する透析患者さまの治療に貢献できるよう努めております。

Nissan Chemical Industries, Ltd.

2024年4月に、日産化学株式会社(本社:東京都中央区、以下、「日産化学」)との間で、画期的な新規核酸医薬品を継続的に創出することを目的として、核酸創薬の戦略的提携契約を締結しました。
両社は、2019年3月よりアンチセンス核酸創薬共同研究を実施し、現在治療薬のない希少疾患において治療が期待できる開発候補化合物の選定に成功しております。今般、提携を拡大し、両社の創薬力を結集することにより戦略的に複数の新規核酸医薬品の創製に取り組んでまいります。本包括契約においては、日産化学の核酸創薬プラットフォームを用いて設計された核酸化合物を、三和化学がこれまでに培ってきた生物評価技術を活かして薬効および安全性評価を行うことで、新規核酸医薬候補化合物の創出を目指します。

提携

当社は国内外の数多くの企業と提携契約を締結しています。

当社の医薬品ビジネスパートナー

武州製薬株式会社
Crinetics Pharmaceuticals, Inc.
第一三共エスファ株式会社
Dong-A ST Co., Ltd.
EAファーマ株式会社
イーピーエス株式会社
富士フイルム富山化学株式会社
株式会社富士薬品
久光製薬株式会社
JW Pharmaceutical Corporation
Kidswell Bio Corporation
キッセイ薬品工業株式会社
KOLON PHARMA Co., Ltd.
Methapharm Inc.
日産化学株式会社
Samjin Pharmaceutical Co., Ltd.

当社の診断薬ビジネスパートナー

アボットジャパン合同会社
アドバンテック東洋株式会社
アークレイ株式会社
株式会社旭ポリスライダー
ミナリスメディカル株式会社
PHC株式会社
ロシュ・ダイアグノスティックス日本
株式会社サカエ

OSDrC®ビジネスパートナー

ノバルティスファーマ
大鵬薬品工業株式会社

当社のその他のビジネスパートナー

Elanco Animal Health

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