人にやさしい“くすり”を世界の人びとに

企業活動と医療機関等の関係の透明性に関する指針

株式会社三和化学研究所(以下、当社といいます)の使命は、『人にやさしい"くすり"を世界の人びとに』の企業理念のもと、健康を願う皆さまに、新しい価値を持った"くすり"を創出し、お届けすることであると考えています。当社が考える"くすり"には病気の治療や診断に使用する"薬"と、医療関係の皆さまへの"情報提供やソリューションの提案"といった2つの意味があります。
このような"くすり"を世界の人びとに提供し、健康創造という大きな夢と化学の力をしっかりと結びつけたい、そのような願いを企業理念に込めています。

製薬企業の使命は、新薬の継続的な研究開発と安定的な供給を通じて、医療の発展と人々の健康に貢献することです。新薬開発および製造販売後の有効性・安全性の確認、適正使用など、医療機関・医療関係者の皆さまとの連携が重要かつ不可欠であります。その中には医療機関等との契約に基づき、金銭の支払いが発生することもあります。 上記のような連携活動が必須であるとはいえ、高い倫理性と発生する資金等の支払いを適正に管理し、透明性のあるものにすることが強く求められています。

当社が加盟する日本製薬工業協会(以下、製薬協といいます)は、会員会社の上記のような連携活動の透明性を高め、社会から更に高い信頼を得られる産業を目指して、「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」を公表しました。当社もこのガイドラインの主旨に賛同し、自社における行動基準としての医療機関等の関係の透明性に関する指針(以下、本指針)を策定しました。

基本方針

本指針及びコンプライアンスやプロモーションに関する自社規程等の遵守に加えて、製薬協で定める「製薬協企業行動憲章」、「製薬協コンプライアンス・プログラム・ガイドライン」、「製薬協コード・オブ・プラクティス」をはじめとする関係諸規範等や臨床研究法等の法令を遵守し、医療機関等との関係の透明性を確保することに努めます。

(1)公開方法

当社公開ウェブサイトにて、前年度分(4月1日から3月31日まで)の資金提供のうち、公開対象の項目A~Eについて、決算終了後に公開します。

なお、項目A.研究費開発費等、B.学術研究助成費及びC.原稿執筆料等については、医療機関等の名称、医療関係者の氏名、提供した資金額等を公開することから、関係する方々から、事前に情報公開に関する同意を書面にて取得させていただきます。

(2)指針の適用時期

本指針は、2019年度支払分(2020年度に情報公開)からの適用とします。

(3)公開時期

2019年度支払分を2019年度の決算終了後、当社公開ウェブサイトを通じて公開し、以降毎年度同様に公開します。

なお、公開期間は6年間とします。

(4)公開対象【2019年度支払以降】

A 研究費開発費等

研究費開発費等には、臨床研究法、医薬品医療機器等法におけるGCP/GVP/GPSP省令等の公的規制や各種指針のもと実施される研究・調査等に要した費用が含まれます。

提供した資金等は、各項目の年間総額とともに、次の要領で詳細公開します。

開示項目具体的内容公開内容
特定臨床研究費

臨床研究法のもとで実施される特定臨床研究において医療機関等に提供した資金等

jRCT*識別番号、提供先施設等の名称、研究実施医療機関名、研究代表医師名/研究責任医師名、契約件数、金額

倫理指針に基づく研究費

「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」のもとで実施される研究において医療機関等に提供した資金等

提供先施設等の名称、当該年度に支払のある契約件数、金額

臨床以外の研究費

「第Ⅰ相以降の臨床研究」以外の研究(基礎研究、製剤学的研究等)において医療機関等に提供した資金等

提供先施設等の名称一覧

治験費

GCP/GVP/GPSP省令等の薬事規制のもとで実施される治験、製造販売後臨床試験、副作用・感染症症例報告、製造販売後調査の費用等(治験費には、医師主導治験に対し提供した資金等も含む)

提供先施設等の名称、当該年度に支払のある契約件数、金額

製造販売後臨床試験費

提供先施設等の名称、当該年度に支払のある契約件数、金額

副作用・感染症症例報告費

提供先施設等の名称、当該年度に支払のある契約件数、金額

製造販売後調査費

提供先施設等の名称、当該年度に支払のあった契約件数、金額

その他の費用

公開対象先以外に提供した資金等

*jRCT: Japan Registry of Clinical Trials(臨床研究実施計画・研究概要公開システム)

B 学術研究助成費

学術研究助成費とは、学術研究の振興や研究助成等を目的として行われる奨学寄附金、一般寄附金、及び学会等の会合開催費用の支援として行われる学会等寄附金、学会等共催費とします。なお、一般寄附金には、医療用医薬品の無償提供、物品寄附等も含まれます。

提供した資金等は、各項目の年間総額とともに、次の要領で詳細公開します。

開示項目 公開方法
奨学寄附金 ○○大学○○教室:○○件 ○○円 【非課税】
一般寄附金 ○○大学(○○財団):○○件○○ 円 【非課税】
学会等寄附金 第○回○○学会(○○地方会・○○研究会):○○円 【非課税】
学会等共催費 第○回○○学会○○セミナー:○○円 【消費税込み】

 (この項には臨床研究法で公表を義務付けられている情報も含まれます。当該情報は、特定臨床研究費に掲載された研究責任医師名、所属名から当該情報を検索できる形か、抽出した一覧で公表します。)

C 原稿執筆料等

原稿執筆料等とは、自社医薬品をはじめ医学・薬学に関する科学的な情報等を提供するため、もしくは研究開発に関わる講演、原稿執筆や監修、その他のコンサルティング等の業務委託の対価として支払われる費用等とします。

提供した資金等は、各項目の年間総額とともに、次の要領で詳細公開します。

【消費税、源泉所得税込み】
開示項目 公開方法
講師謝金

○○大学○○科 ○○ ○○教授:○○件○○円

△△病院△△科 △△ △△部長:△△件△△円

原稿執筆料・監修料

○○大学○○科 ○○ ○○教授:○○件○○円

△△病院△△科 △△ △△部長:△△件△△円

コンサルティング等業務委託費

○○大学○○科 ○○ ○○教授:○○件○○円

△△病院△△科 △△ △△部長:△△件△△円

(この項には臨床研究法で公表を義務付けられている情報も含まれます。当該情報は、特定臨床研究費に掲載された研究責任医師名、所属名から当該情報を検索できる形か、抽出した一覧で公表します。)

D 情報提供関連費

情報提供関連費とは、医療関係者に対する自社医薬品や医学・薬学に関する情報等を提供するための、講演会費、説明会費、医学・薬学関連文献等提供費とします。

【消費税込み】
開示項目 公開方法
講演会費 年間の件数・総額
説明会費 年間の件数・総額
医学・薬学関連文献等提供費 年間の総額

E その他の費用

その他の費用とは、医療関係者との情報交換の一環として提供される接遇や社会的儀礼としての接遇等の費用とします。

【消費税込み】
開示項目 公開方法
接遇等費用 年間の総額



企業活動と医療機関等への資金提供に関する情報

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