研究

貼り薬の剤形開発に挑戦し、
人にやさしい薬(くすり)の開発を目指す。

澤 崇史 Takashi Sawa
製剤研究所 製剤グループ 2003年入社

製剤研究には、いろんな学問が必要だった。

Work Scene

三和化学は、大学院で共同研究を行っていたため、事業内容を理解していただけでなく、研究者の方を通して人間味あふれる社風も感じていて、とても興味をもっていました。「人にやさしいくすり」というフレーズにも惹かれ、就職活動は三和化学一本に絞っていましたね。入社して最初に与えられたテーマが、新薬の海外治験用製剤における薬物含低下の改善。製剤中に薬物の含量が低下するため、その原因と改善策を見つける研究でした。研究者として第一歩を踏み出した途端に難題を与えられ、製剤学、薬剤学、分析学薬品物理学など、製剤研究にはいろんな知識が必要だと言うことを知りました。学部や院で学んできたことなんですが、もっとしっかり理解しておけばよかったと後悔しましたね(笑)。

“人にやさしいくすり”をカタチから考える。

今担当している業務は、痛みを緩和させるための貼り薬の設計です。貼り薬の製剤設計における課題は、①薬物の放出をコントロールする②貼り薬に求められる物性(貼り心地、粘着性、低刺激性など)を付与する③製剤の物性および薬効を長期にわたって安定して確保する、などがあります。それらの条件をクリアしながら、いかにして患者さんにとって使いやすい薬にするか…。“人にやさしいくすり”を実現するためには、薬の形状の開発、改良はとても重要だと思います。毎日が新しいことの連続で手探り状態と言ってもいいぐらいですが、上司や先輩のサポート、後輩の助けを借りながら、市場に出ることを夢見て開発業務に取り組んでいます。

知識と経験を積み重ねて乗り切るだけ。

製剤の開発には、必ずいくつかの課題や問題が発生します。それを解決するためには、かなり多くの調査や実験が必要であり、また、知識の裾野をもっと広げなければと、問題にぶち当たるたびにいつも痛感させられます。さらに、開発が進むに連れて他部署との連携が必須になり、コミュニケーションの重要性を感じます。そういう壁を乗り越えるためには、日々の勉強と経験の積み重ねしかありません。これから、もっといろんな製品の開発に携わって知識と経験を積み上げ、患者さんから「いいくすりだ。ありがとう」と喜ばれる製剤を開発したいですね。社内的には、豊富な知識を持って人望のある上司になれるように頑張っていきます。